今日は母の日。
何もプレセントを用意していない。
また後日に贈るか。
と、思ったのが昨晩。
本当に後日、手配するのかも不明である。
でも、ちゃんと母には感謝している。
育ててくれてありがとう。
しかし、正直に言うと
私の母への気持ちは
単純な感謝の気持ちだけで構成されていない。
それは私が子供(HSC)だったころ
母に言われた言葉・態度に傷ついてきたからだろう。
緊張の中で生活をしていたHSC時代
母の機嫌で家の中の空気が決まる。
だから、私はいつも母の様子を伺っていた。
おとなしくして母の機嫌を損ねないように。
常に気を配っていた。
私には2歳下の妹、5歳下の弟がいる。
当時、私も幼かったっが、彼らはさらに幼かった。
母の機嫌を損ねないよう大人しく。
そんな事、彼らにはできなかった。
彼らがたちまち母の体力と時間を奪い
そして母は限界を迎え機嫌が悪くなるのだ。
母を手伝うには私も幼すぎて役立たずだ。
きっと彼女にとっては私も要因の一つだったろう。
母の機嫌の揺らぎ方を敏感に感じながらの生活。
家は私にとってリラックスできる場所ではなかった。
母も大変だった
大人になってから、
社会人・結婚・出産と環境が変わるごとに
当時の母の気持ちを少しづつ理解してきた。
彼女も大変なストレスの中で生活をしていた。
慣れない土地。慣れない子育て。祖母との同居。
そして、実家の宗教を信仰する事。
宗教内の人間関係。
信仰と共に生活をするというのは
世間一般の環境とはまた少し違っていたのではないか?
話が逸れるので宗教の話は今回はしない。
とにかく彼女は孤独で多忙だった。
とても多くのストレスを抱えた状態だった。
私はとてもそんな環境で生活できない。
ましてや子育てなんて論外だ。
だから、その環境でも育ててくれた事。
その点は尊敬に当たる。
大人(HSP)へと成長してからの母への気持ち
現在、母への気持ちは
- 怒りと悲しみと感謝の混ざった気持ち15%
- どうでもいい気持ち85%
といったところだ。
以前はどうでもいい気持ちというのが無かった。
- 怒り悲しみ85%
- 感謝15%
こんな感じだったと思う。
どうでもいい気持ちが生まれたのは
おそらく母に対して
彼女も一人の人間であり、
私も別の人格を持った一人の人間。
だから、理解しあえない事があっても良い。
こう思えるようになったからだと思う。
リラックスできる家庭をつくりたい
息子を生み母親になった私。
思っているのは
緊張せずに生活できる家庭環境で育って欲しい。
ただコレだけだ。
息子もHSCだ。
だから人の気持ちにとても敏感だ。
リラックスできる家庭環境を提供するには
一番近くにいる私が機嫌よくいる事であろう。
ただ、残念な事に私もまだまだ未熟な人間で
不機嫌になってイライラする事がどうしてもある。
“自分の機嫌は自分でとる”
分かってる。
でも簡単じゃない。
じゃあ、どうするか?
息子に説明・謝罪を忘れない事。
たどり着いた結論はここだった。
- なぜイライラしているのか、機嫌が悪いのかを説明する。
- その時余裕がなければ、後で説明と謝罪をする。
私が機嫌が悪くなる時
大抵は自分の中に原因がある。
息子が引き金になって、
イライラ・機嫌が悪くなる場面が多い。
決して間違えてはいけない。
息子は引き金になっただけで
そもそもの原因は自分の中にあった事を。
だから、息子に
あなたのせいでは無いと伝える事。
これがいちばん重要だと思っている。
これだけで、息子は自分のせいでは無い。
イライラは母親の課題だ。
と分離して考えることができるのではと思う。
それが息子の心の平穏。
リラックスして過ごせる家庭環境。
ここに繋がるのではと思っている。
まとめ
母の日にこんな記事はどうなんだろう。
もちろん感謝の部分もある。
いつも玄関には花を飾ってくれた。
季節の行事に合わせて料理を作ってくれた。
落ち込んでいる時励ましてくれた。
ひょっとしたら、傷つけられた事よりも
感謝する事の方が多いのかもしれない。
けれど、
母の感情の移ろいに振り回されたこと。
傷つく言葉が投げかけられたこと。
ごく少量であってもこのような事が
子供の心を大きくえぐり傷つける。
これは事実だ。
子供の心は本当に繊細だ。
とくにHSCはなおさらだ。
母親になった大きな責任。
そのことを忘れない。
母の日はそういう日にしようと思う。
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