私がHSPという言葉に出会ってから、HSPについて書かれた本やネット記事を沢山読み漁りました。
「分かる分かる!そうそう!だから自分は生きにくかったんだ!」
スポンジが水を吸収するように、ぐんぐん情報を吸収しました。
HSPの知識をたっぷり蓄え、やっと少しだけ自分自身を理解できたような、ちょっと解放されたような、すがすがしい気分さえ感じていました。
でも、ある日ふと思います。
「“私はHSPだ!”って、夫に伝えたほうがいいかな?」
「え?でも何から伝えたらいいの?」
当時の私と同じような状態になる方へ、少しでもヒントになれますように。
ちょっと、読んでみてくださいね。
HSP妻よ「わたしはHSPだ!」と夫に伝えてみよう!
自分がHSPだと気づいても「まぁ、わざわざ伝える事でもないし…」と、思っていませんか?
分かります。
私もHSPだと気づいた当初は、「病気ではないし、夫にわざわざ伝えることではない」と、思っていました。
伝えたところで、夫にとっては「だから何?」というレベルの話ですしね。
でも、やっぱり“ありのままを知っていて欲しい”と、強く思いました。
もし、当時の私と同じような状況にある方は、思い切って伝えてみましょう。
HSPだと伝えて楽になれる
夫にHSPであることを伝えたことは、私たち夫婦にとっては結果的には良かったと思っています。
HSPについて、お互いが理解を深めていく良いきっかけになったからです。
もちろん、全員に強制したいわけでは無ありません。
ただ、私の経験上HSPと伝えておいた方が、お互いが楽になれると思っています。
夫の混乱も避けられる
おそらく今後も私は、生活していく上で敏感な部分が顔をのぞかせてしまい、ストレスを感じることは避けられないでしょう。
HSPの繊細さがマイナスに働いてしまっている私を見たとき、HSPを知っていたほうが、夫にもストレスがあまりかからないのではないかと思うんですよね。
HSPを知らない場合・HSPを知っている場合、それぞれを見ていきましょう。
【HSPを知らない場合】
HSPを知らずまったく事前知識が無い場合。
HSPではない夫は、些細なことに反応しすぎる私を理解できず、きっと戸惑う場面が多発すると思います。
- 小さなことに過剰に気にしすぎ…
- なんでこんなことで傷つくんだろう…
なんで・不思議・理解できない、こんな混乱に陥るのではないでしょうか。
【HSPを知っている場合】
一方、HSPという言葉を知り、少しでも知識がある場合。
- 今は敏感になりすぎているな…!
- 刺激を受け取りすぎて疲れているんだな…!
一歩引いて状況を見れるので、無駄な混乱をさせずに済みます。
こちらの方が、夫自身にもストレスがかからず、とっても良いと思うのです。
HSPカミングアウト具体例~言葉で伝える編~
実際にHSPと伝えようとすると「どう説明したら良いのか分からない…」という方は、多いのではないでしょうか?
その気持ち分かります。
うまく説明できたとしても、夫が理解を示してくれるとも限らないので不安ですよね。
ちょっと具体例を考えてみたので、ご覧ください。
全てを一度に伝えなくて大丈夫
まず、心に留めておいていただきたいことが2つあります。
・情報を全部伝えなくてOK
・うまく説明できなくてOK
ちゃんと理解してほしいので「漏れなく伝えなきゃ」「上手に伝えなきゃ」と、思いがちです。
けれど、そんなに気負わなくて大丈夫です。
完璧に伝えたとしても、そもそも1度でHSPのすべてを理解できる人なんていないので、ザックリと伝えることを意識してみましょう。
こんな言葉で伝えてみるのはいかが?
「わたし、刺激を受け取りやすいタイプみたいで疲れやすいんだ。こういう人HSPって呼ばれてるんだって〜!」
この例文など、いかがでしょうか?
困っている事も伝えつつ、HSPというキーワードも入れています。
「HSPって何?」と興味を示せば上出来です。
そのまま、DOES(ダズ)を伝えてみても良いでしょう。
DOES(ダズ)って何?という方は、こちらの記事をご覧ください。
●●〇〇
HSPに興味関心を示さなかった場合
「へぇ〜…」 とか「ふぅ〜ん…」とか、相手があまり興味を示さなくても大丈夫。
また別の機会を見つけて、その時に1個ずつHSPの情報を伝えていきましょう。
そもそも、一度でHSPとは何なのかを、理解できる人はいません。
HSP当事者であってもそうでなくても、“HSPの繊細さがプラス・マイナスの両方に働く”様々なシチュエーションに出くわしながら、HSPとは何なのかをゆっくり理解していくものだと思います。
相手が興味を示す・示さないにかかわらず、HSPを何度も話題に出すことが大切です。
様々な視点からHSPについて夫婦で語り合い、理解を深めていくことをおすすめします。
HSPカミングアウト具体例~本を使う編~
「言葉で伝えるのは苦手かも…」
そんな方は、本を使って夫に伝える方法をおすすめします。
私も、この方法で夫に伝えました。
実際の状況もお話しながらご紹介します。
なかなか言い出せない…
私も、いざ夫にHSPであることを伝えようと思ったとき、なかなか言い出せませんでした。
・どう言う言葉を使えば良いか….
・夫のコンディションが良い時に…
様々なタイミングを見計らってしまい、機を逃してしまっていたんです。
相手の様子を伺い、様々なことを考えてしまう。
ここでもHSPの気質がでていたんでしょうか…
本なら簡単にHSPだと伝えられる
私の場合、HSPに関する本を自分で読み、その後夫の目のつく場所にポンッと置いておきました。
夫が自ら本を手に取る状況を作り出したわけです。
実際、私が体験したパターンと、「これ読んでみて」と本を渡すパターンの2通りを、それぞれみていきましょう。
HSPの本を夫の目につく場所に置いておく
当時、私は息子の育てにくさを感じており、色々調べるうちにHSC・HSPという言葉に出会いました。
その時に、買った本がこちらです。
●●〇〇
HSPの子供時代である「HSC」について、分かりやすく書かれた本です。
この本を、夫の目のつく場所に置いておきました。
作戦は大成功!
後日「これ読んだよ」と、夫から会話が始まりました。
息子がHSCであること、そして私もHSPであることを、そこで話しました。
それをきっかけに、以来HSC・HSPのことを話題にするようになり、少しずつ理解を深めていっています。
HSPの本を「これ読んでみて」と渡してみる
HSPについて分かりやすく書かれた本がたくさんあります。
私が読んだ本をいくつかご紹介しますので、お好きなものがありましたら、ぜひ「これ読んでみて」と、渡してみましょう。
●●〇〇
●●〇〇
「私、ここに書かれているHSPみたいなんだ」
それだけ言えたら、もう100点満点です。
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まとめ
今回も、私の経験を交えてご紹介しました。
少しでもヒントになることは、ございましたか?
HSPでない夫に対して、一生懸命に伝えてもやっぱり伝わりずらい部分は結構あります。
でも、まぁ無理もないことでしょう。
私と生活を共にし、いろんな局面をみることで、HSPを少しずつ理解していくのではないかと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
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