HSP妻が結婚生活で感じるメリット・デメリット

HSP・HSCとは?

私たち夫婦は、2011年に籍をいれました。

この記事では、HSPである私が、HSPではない夫との結婚生活を通して感じた良かった事・悪かった事をまとめました。

ひと言にHSPと言っても、何に敏感で繊細なのかは人それぞれです。

なので、HSPの人が結婚した場合、全く同じように感じる訳ではありません。

とっても個人的な、結婚生活に対する感想だと思いますが、少しでもヒントになることがあれば嬉しいです。

HSPが結婚生活で感じるメリット

HSPの私が結婚生活で感じるメリットは2つあります。

・HSPとは違う世界の見え方が加わる
・HSPの理解者が家にいる

それぞれ、ご紹介していきます。

HSPとは違う世界の見え方が加わる

HSPが結婚生活で感じるメリットの1つ目は、HSPとは違う世界の解釈のしかたに気づけることです。

同じ家に住み過ごす時間が増えるほど、夫と私の世界の見え方の違いに気づき始めました。

私が敏感に察してしまうことでも、夫は全く気づかないことが多発したからです。

HSPではない夫が生きる世界はとってもシンプル

例えば、友人達との食事の時。

私は、友人達が楽しめているのかが、いつも気になりました。

表情やしぐさで友人たちの気分を察したり、取り皿やドリンクは足りているのかまで気を配ったり…

そんな集まりの後は、必ず夫に気になったことを質問していました。

「あの時あの人はこんな表情してたね」
「あの時ドリンクのお替りを聞いた方が良かったかな?」

夫の回答はと言えば、決まって「あ?そうだった?気づかなかった」です。


あんなに分かりやすいエピソードだったのに、なぜ気づきもしないのか、当時は不思議で仕方ありませんでした。

きっと私が敏感に感じ取ってしまっていたからなのだと、HSPを知った今なら分かります。


夫を通して社会を見ると、非常にシンプルであっけらかんとした世界のように感じます。

「あ、考えすぎていたかも…」

「あ、HSP気質が出すぎちゃった…」

HSPとは違う世界の見方を知るだけで、少しだけ気持ちが楽になるときがあります。

HSPの理解者が家にいる

HSPが結婚生活で感じるメリットの2つ目は、HSPの理解者が家にいることです。

結婚前、私はあまり職場での愚痴や不満を家族に話すことはありませんでした。

家族皆それぞれに忙しく、生活リズムもバラバラだったからです。

小さな不快を少しずつ吐き出せるようになった

そんな私でしたが、結婚後は夫によく職場の話をするようになりました。

同じ家で、同じ年ごろの社会人が、同じようなリズムで生活しているのですから、当然といえば当然です。

結婚前も、お互いの話をよくしていましたが、生活という“毎日の連続した時間の流れ”の中で、話せるのは全然気分が違いますます。

「仕事でこんなことがあった」

「○○さんに×××と言われて、私はこう思った」

など、まだ悩みになる前の小さな不快を少しずつ吐き出して、受け止めてくれる相手と一緒に住めることは、私にとってメリットでした。

HSPが結婚生活で感じるデメリット

続いて、HSPの私が結婚生活で感じるデメリットは2つをご紹介します。

・夫の交友関係に関わるとストレス
・ひとり時間の確保が難しくなる

詳しくご紹介していきます。

夫の交友関係に関わるとストレス

HSPが結婚生活で感じるデメリット1つ目は、夫の交友関係に関わってしまいストレスを感じることです。

交友関係の広い夫の「友達と飲みに行くけど、一緒に行く?」という、軽い誘に「YES」と答えてしまったことが事の始まり。

私は、いつしか大きなストレスを感じるようになりました。

夫の友人とまで仲良くする必要はない

内向的な自分を変えたいと思っていたので、誘いには基本的にYESと当時は答えていました。

けれど、YESと答えるものの、その直後からすぐに心の中が重くなり始めます。

集まりの後、精神的にグッタリ疲れてしまっている自分が想像できるからです。

何とか自分の心を奮い立たせて、集まりに参加するような状態が数年続きました。

そのうち無くなるだろうと思ってた集まりも、いつの間にか「恒例の集まり」へとなってしまったのです。

毎年その恒例の集まりの日が近づくたびに、上手く断る方法はないか…と、気分が重くなります。


近年は、コロナもあり恒例だった集まりも中止になり、私にとってはホッとできる数年になりました。

かなりのストレスになると分かったので、これを良い機会に出入りを辞めようと思います。

結婚したからと言って、夫の友人とまで仲良くする必要はないですしね。

ひとり時間の確保が難しくなる

HSPが結婚生活で感じるデメリットつ2つ目は、たった一人きりで過ごせる“ひとり時間”の確保が難しくなることです。

HSPは、誰かの気配や感情にとても敏感なので、たとえパートナーであっても、HSPにとっては小さな刺激となってしまいます。

なので、誰の気配や感情を気にせずに過ごせるひとり時間がとっても大切なんです。

よく勘違いされがちですが、パートナーが邪魔だとか嫌いだとか、そういうことではありません。

「ひとり時間=メンテナンス時間」と、考えていただけたらと思います。

ひとり時間の確保は少しずつ難しくなった

結婚してから10年以上経過しますが、少しずつひとり時間の確保は難しくなると感じています。

夫婦だけの生活と、子供が生まれてからの生活では、今までとはガラリとスタイルが変わりますよね。

夫婦だけで生活していたときは、夫は出歩くのが好きなので、私はその時間をひとり時間に当てることができました。

けれど、子供ができてからは、簡単には確保できなくなりました。

家族の形態の変化によって、ひとり時間の確保も少しずつ難しくなるなと思いました。

夫の在宅ワークでさらに困難に

近年、夫が家で仕事をするようになってからは、ひとり時間の確保がさらに困難になりました。

一日中常に夫の気配を感じながら、生活しています。

ZOOM会議の声や足音など、別室にいてもとても気になるんです。

「夫が出勤するとホッする」と、よくママ友と話していたのが懐かしい。

“夫の在宅ワークでストレスが溜まる”このケースについては、HSPじゃなくても共感していただけるんではないでしょうか。

まとめ

今回は、HSPの私が感じる結婚生活のメリット・デメリットをご紹介しました。

何かのヒントになることや、共感できるポイントがありましたでしょうか?

夫はHSPに関する本も読み、一応は理解を示してくれていますが、理解し難い部分もやはりあるようです。

✓夫と一緒にHSPを理解していく
✓2人の快適に生活できる中間点を探す

HSPの結婚生活には、このようなお互いの努力が必要だと感じました。

本当に少しづつですが、これからもHSPの理解を夫婦で深めていきたいと思います。

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